ポートレート撮影におすすめのカメラ・レンズ一覧!選び方や撮影のコツも紹介
美しい人物写真を撮るポートレート撮影では、被写体の魅力を最大限に引き出せるカメラ・レンズの選び方が重要です。
画質やボケ感、描写力はもちろん、屋外・屋内など撮影シーンに合ったカメラやレンズを選ぶことで、写真の仕上がりが大きく変わります。
この記事では、ポートレート撮影におすすめのカメラ・レンズを紹介するとともに、失敗しない選び方や撮影のコツも紹介します。
目次
01|ポートレート撮影向きなカメラ・レンズの人気おすすめ10選
・SONY α7 II ILCE-7M2K ズームレンズキット
・OM SYSTEM OM-D E-M1 Mark III ボディ & Panasonic LUMIX G X VARIO 35-100mm/F2.8 II/POWER O.I.S. H-HSA35100
・TAMRON 35-150mm F/2-2.8 Di III VXD (Model A058)
・Nikon NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR
・Nikon NIKKOR Z DX 24mm f/1.7
・FUJIFILM フジノンレンズ XF30mmF2.8 R LM WR Macro
・SONY FE 24-70mm F2.8 GM II SEL2470GM2
・Canon RF50mm F1.8 STM
・Panasonic LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6 S-R2060
・SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO [ライカL用]
02|ポートレート撮影にぴったりなカメラ・レンズの選び方
・F値が小さい(明るい)
・最短撮影距離が短い
・オートフォーカス機能
・手ブレ防止機能
ポートレート撮影向きなカメラ・レンズの人気おすすめ10選
ポートレート撮影に適したカメラは、ミラーレス一眼や一眼レフなどさまざまなタイプがあります。
また、一般的には50mm〜135mmの中望遠レンズ、F値が小さい単焦点レンズは、美しい背景ボケを生かした印象的なポートレートが撮れるとされています。カメラとレンズとの組み合わせによっても仕上がりが変わってくるため、慎重に選ぶことが大切です。
CAMERA RENT(カメラレント)では、種類豊富なカメラ・レンズを月額2,750円(税込)からお試しいただけるレンタルサービスを提供しています。業界最大級となる1,600種類を超える商品の中から複数の望遠レンズを選ぶことができ、1ヶ月ごとのカメラ・レンズ交換も可能です。自分に合ったカメラが見つかるまで、何度でもお試しいただけるのが魅力です。
ここからは、CAMERA RENT(カメラレント)でレンタル可能なカメラ・レンズのうち、ポートレート撮影におすすめの人気モデルを紹介します。
【SONY(ソニー)】α7 II ILCE-7M2K ズームレンズキット
SONY(ソニー)の「α7 II ILCE-7M2K ズームレンズキット」は、約2,430万画素の35mmフルサイズ「Exmor CMOS」センサー搭載のミラーレス一眼カメラに、小型軽量標準ズームレンズを付属したキットです。初めてフルサイズを使う方にも扱いやすく、高精細な描写力と自然なボケ感で、ポートレートをワンランク上の仕上がりに導いてくれます。
カメラ本体は、フルサイズ対応「5軸手ブレ補正」機能を搭載しており、手持ち撮影でも安定したショットが可能です。
付属のズームレンズは小型軽量で、街中スナップから本格的な人物撮影まで幅広く対応できます。
【OM SYSTEM(オーエムシステム)/OLYMPUS(オリンパス)】OLYMPUS(オリンパス)OM-D E-M1 Mark III ボディ & Panasonic(パナソニック)LUMIX G X VARIO 35-100mm/F2.8 II/POWER O.I.S. H-HSA35100
OM SYSTEM(オーエムシステム)/OLYMPUS(オリンパス)の「OLYMPUS(オリンパス) OM-D E-M1 Mark III ボディ」とPanasonic(パナソニック)の「 LUMIX G X VARIO 35-100mm/F2.8 II/POWER O.I.S. H-HSA35100」のセットです。
カメラ本体は、121点オールクロスの像面位相差AFによって、素早く正確なピント合わせができ、ポートレートに大切な顔認識・瞳AF機能も優れたモデルとなっています。
レンズは中望遠域をカバーし、ポートレートに適した焦点距離を自由に使い分けられるでしょう。F2.8の明るさで背景を大きくぼかしつつ、被写体をしっかり際立たせることが可能です。
また、カメラ・レンズともに防塵・防滴性能を備えているため、屋外のロケーション撮影にも安心して使えるのが魅力です。
雨の日や湿気の多い環境でも高い耐久性を発揮し、シーンを選ばず活躍するでしょう。
【TAMRON(タムロン)】35-150mm F/2-2.8 Di III VXD (Model A058)
TAMRON(タムロン)の「35-150mm F/2-2.8 Di III VXD (Model A058)」は、35mmの準広角から150mmの望遠までを1本でカバーできる、ポートレート撮影向けの高性能ズームレンズです。
この1本があれば、広角寄りで背景やロケーションを活かした全身写真から、中望遠でのバストアップ、望遠で背景を大きくぼかしたクローズアップまで、幅広い構図を瞬時に切り替えられます。
大口径F2-2.8ならではの明るさは、室内や夕暮れ時の自然光撮影でもシャッタースピードを確保しやすく、被写体の肌を柔らかく美しく描写することが可能です。
さらにVXDリニアモーターによる高速・高精度AFが、動きのあるポートレート撮影でも安心感を与えます。
【Nikon(ニコン)】NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR
Nikon(ニコン)の「NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR」は、180mmから600mmまでの超望遠域をカバーするズームレンズです。
超望遠ならではの圧縮効果を活かすことで、背景をぐっと引き寄せるため、人物を背景から浮かび上がらせるような立体感のある屋外ポートレート撮影ができます。
特に広い公園や海辺など、被写体と背景の距離が取れるロケーションにぴったりです。
強力な手ブレ補正(VR)と高速AFにより、望遠撮影でもピント精度を高く保ち、遠距離からでも自然な表情を切り取れるでしょう。
【Nikon(ニコン)】NIKKOR Z DX 24mm f/1.7
Nikon(ニコン)のAPS-C専用の大口径単焦点レンズ「NIKKOR Z DX 24mm f/1.7」は、35mm相当の自然な画角を持ち、街中スナップや環境ポートレートにぴったりのレンズです。
開放F1.7の明るさにより、被写体を浮かび上がらせる美しいボケ味が得られ、肌の質感や瞳の輝きを印象的に表現できます。
最短撮影距離も18cmと短く、テーブルに座った人物の手元やアクセサリーなど、日常的なシーンを親密に切り取れます。
【FUJIFILM(富士フイルム)】フジノンレンズ XF30mmF2.8 R LM WR Macro
FUJIFILM(富士フイルム)の「フジノンレンズ XF30mmF2.8 R LM WR Macro」は、35mm判換算で約46mmの標準域を持つ単焦点レンズです。人間の視野に近く、自然な遠近感でポートレートを撮影できます。
最短撮影距離も10cmと非常に短いため、人物の全身や上半身はもちろん、瞳の中のキャッチライトやイヤリング、指先のネイルアートといった細部まで鮮明に描写できます。
防塵・防滴性能を備えており、屋外の撮影環境にも強い一本です。
【SONY(ソニー)】FE 24-70mm F2.8 GM II SEL2470GM2
SONY(ソニー)の「FE 24-70mm F2.8 GM II SEL2470GM2」は、ズーム全域で開放値F2.8の明るさをキープできる、大口径標準ズームレンズです。XDリニアモーターを4基搭載し、高速かつ正確なAF(オートフォーカス)を実現しています。被写体が動く場面や自然な表情の瞬間を逃さず、シャープな描写で捉えられるでしょう。
24mmでは背景やロケーションを広く取り込み、環境を生かしたポートレート撮影が可能です。
70mmでは美しい背景ボケを活かし、人物を引き立てるクローズアップができます。屋外・室内を問わず、オールマイティに活躍する一本です。
【Canon(キヤノン)】RF50mm F1.8 STM
Canon(キヤノン)の「RF50mm F1.8 STM」は、撒き餌レンズとも呼ばれるほど扱いやすくコストパフォーマンスに優れた標準単焦点レンズです。
開放F1.8の明るさにより、背景を柔らかくぼかし、被写体を引き立てるポートレート撮影ができます。
肌の質感をなめらかに描写し、温かみのある写真に仕上がるのが特徴です。
約160gという軽量設計で、長時間の撮影や旅行先でのスナップにも使いやすいでしょう。手軽に持ち運びながら、本格的なポートレート撮影が楽しめます。
【Panasonic(パナソニック)】LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6 S-R2060
Panasonic(パナソニック)の「LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6 S-R2060」は、超広角20mmから標準60mmまでをカバーする、Lマウント対応の標準ズームレンズです。
20mmの広角では、被写体と背景の関係性を活かした環境ポートレートが可能で、ロケーション撮影に強みを発揮します。
一方、60mm付近では背景を適度にぼかし、被写体を際立たせる中望遠的なポートレートも撮影できます。
軽量コンパクトなため、風景撮影との組み合わせや、旅行での多用途な撮影にもおすすめです。
【SIGMA(シグマ)】70mm F2.8 DG MACRO [ライカL用]
SIGMA(シグマ)の「70mm F2.8 DG MACRO [ライカL用]」は、ライカLマウント対応の高精細マクロレンズです。
マクロ性能により、瞳の中のキャッチライトや髪の毛の質感、アクセサリーの細部まで鮮明に描写できます。
ポートレート撮影では、細部表現を加えることで、写真に奥行きと物語性を生み出します。
70mmという中望遠の画角は、被写体の顔や上半身を自然な遠近感で捉えられる距離感で、背景を柔らかくぼかし、被写体を立体的に引き立ててくれるでしょう。
ポートレート撮影にぴったりなカメラ・レンズの選び方
ポートレート撮影に適したカメラやレンズは種類も多く、価格帯もエントリーモデルからプロ仕様まで幅広くそろっています。
そのため、まずは自分が撮りたい理想のポートレートイメージを明確にし、それに合ったスペックを持つモデルを選ぶことが重要です。
ここでは、ポートレート撮影用のカメラ・レンズを選ぶ際に押さえておきたい4つのポイントを紹介します。
①F値が小さい(明るい)
F値が小さいレンズは開口部が広く、より多くの光を取り込むことができます。
背景が大きくぼけて被写体が際立つ、美しいポートレート撮影が可能です。
特にF1.4〜F2.8程度の明るい単焦点レンズや大口径ズームレンズは、ポートレート撮影で高い人気があります。
また、F値が小さいレンズは室内や夕暮れ、夜間など光量が不足する環境でもシャッタースピードを落とさず撮影できるため、被写体ブレを防ぎやすいのも魅力です。
②最短撮影距離が短い
最短撮影距離とは、レンズがピントを合わせられる最も近い距離のことです。
撮影距離が短いほど被写体に近づけるため、顔の細かい表情や目元、髪の質感まで鮮明に捉えることができます。
特にバストアップやクローズアップのポートレートを撮りたい場合は、最短撮影距離が短いレンズを選ぶと、印象的で迫力のある構図を作りやすくなるでしょう。
③オートフォーカス機能
ポートレート撮影では、ピントが被写体の瞳や表情に正確に合っているかが写真の完成度を左右します。
最近のカメラには、被写体の瞳を自動で検出して追尾する「瞳AF機能」を搭載したモデルが多く、動きのあるシーンでも正確なピント合わせが可能です。
特に子どもやペットなど動きの多い被写体を撮る場合、オートフォーカス機能があると、撮影の成功率が大幅に向上するでしょう。
④手ブレ防止機能
自然光が弱い場所や望遠レンズを使用したポートレート撮影では、シャッタースピードが遅くなりやすく、手ブレが発生するリスクが高まります。
カメラ本体のボディ内手ブレ補正や、レンズ側の光学式手ブレ補正が搭載されていると、手持ち撮影でも安定した撮影が可能です。
特に屋外ロケーション撮影や夕方以降の時間帯など、光量が限られるシーンでの撮影を予定している方は、手ブレ補正機能があるカメラを選びましょう。
ポートレートを上手に撮影するコツ
ポートレート写真を美しく撮影するには、適切な撮影機材を揃えるだけでなく、撮り方を意識することも大切です。
続いては、初心者でもポートレートを上手に撮影する5つのコツを解説します。
①F値を小さくして背景をボカす
ポートレート撮影では、被写体を際立たせるために背景をボカすのが基本です。
F値(絞り値)を小さく設定すると被写界深度が浅くなり、背景が柔らかくぼけて主役が際立ちます。
F値はF2〜F4程度を目安に設定するのがおすすめです。
また、屋外での全身撮影ならF2.8前後、室内やバストアップならF1.8やF2など、シーンに応じて調整すると良いでしょう。
②目にピントを合わせる
人物撮影では「目」にピントを合わせるのが鉄則です。
瞳がくっきり写ると、その人物の表情や感情まで鮮明に伝わり、写真に生命感が生まれます。
「瞳AF機能」が搭載されたカメラなら、自動で瞳を追尾してくれるため、動きのある撮影でも安心です。
屋外で被写体が移動するシーンや、子どもの撮影でも失敗を減らせるでしょう。
③リラックスした雰囲気で
被写体が緊張していると、写真も硬い印象になってしまい、自然な魅力が半減します。
ポートレート撮影中は雑談を交えたり、被写体の好きな音楽を流したりして、心地よい空気を作りましょう。
カメラマンが笑顔で接すれば、被写体も自然に笑顔を返してくれるでしょう。
撮影前に軽く歩き回ってもらうなど、体を動かすことで自然なポーズが生まれることもあります。
④初心者は自然光を活用する
人工照明を使った撮影は、光の強弱や角度の調整が必要で、慣れないうちは難易度が高めです。
そのため、初心者はLEDライトやストロボなどの人工照明ではなく、まずは自然光を活用しましょう。
日陰や曇天の環境を選ぶと、コントラストが抑えられ、やさしい雰囲気の写真が撮れます。
屋内なら窓際に被写体を立たせ、カーテン越しの柔らかい光を使うと、肌がなめらかに写るでしょう。
⑤逆光やサイド光で柔らかい印象に
背後から差し込む「逆光」や横から照らす「サイド光」をうまく活用することで、雰囲気のあるポートレート撮影ができます。
逆光は被写体の輪郭をやさしく包み込み、透明感を演出するでしょう。
ただし、背景が明るすぎると被写体が暗く写るため、露出補正をプラスに設定しましょう。
サイド光は顔の片側に陰影をつけ、立体感を強調します。
髪に光が当たるとハイライトが生まれ、動きやツヤ感も表現できるでしょう。
ポートレート撮影はカメラ・レンズにこだわろう
人物の魅力を最大限に引き出すポートレート撮影用カメラ・レンズは、SNS映えするプロフィール写真や家族旅行の記念撮影、七五三や成人式などの特別なイベントにも活躍します。
ただし、高性能なカメラ本体は30万円以上、プロ仕様のレンズも10万円を超えることが多く、初心者や趣味で始めたい方にとっては購入のハードルが高いのも事実です。すでにミラーレス一眼を持っている方でも、「高性能レンズを試してみたい」「シーンに合わせて機材を使い分けたい」というニーズは少なくありません。
そこでおすすめなのがレンタルサービスの活用です。
カメラ・レンズをレンタルすることで、購入前に性能や操作感を体験でき、自分の撮影スタイルに合った機材選びが可能になります。
CAMERA RENT(カメラレント)では、月額2,750円(税込)から利用でき、業界最大級の27社・1,600種類以上のカメラやレンズから選べます。気になる機材を複数試しながら比較検討できるため、失敗のない機材選びが可能です。
「ポートレート撮影用に最適な一台を見つけたい」「撮影の幅を広げたい」という方は、ぜひCAMERA RENT(カメラレント)のレンタルサービスを活用してみてください。
使用頻度がそれほど多くない方、気になるカメラ・レンズを試して自分に合ったものを選びたいという方は、ぜひCAMERA RENT(カメラレント)にお気軽にご相談ください