望遠レンズのおすすめ8選!特徴や選び方、使い方のポイントも紹介
望遠レンズは、野鳥やスポーツ、風景撮影などで活躍し、被写体の魅力をより引き出してくれるレンズです。
しかし、焦点距離や明るさ、手ブレ補正の有無などさまざまな要素があり、どれを選べば良いか迷う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、望遠レンズの特徴や選び方、おすすめモデルを8つ紹介します。
望遠レンズの使い方や撮影のコツも解説するので、ぜひ参考にしてください。
目次
02|望遠レンズの特徴
・遠くの被写体を大きく写せる
・背景をぼかしやすい
・圧縮効果がある
03|望遠レンズの選び方
・焦点距離の選定
・開放F値(絞り値)
・手ブレ補正機能の有無
・オートフォーカス性能
・サイズと重量
04|望遠レンズの使い方
・シャッタースピードの設定
・三脚を使用する
・被写体との距離に注意
05|【2024年最新】望遠レンズの人気おすすめ8選
・Panasonic(パナソニック)LEICA DG ELMARIT 200mm/F2.8/POWER O.I.S. H-ES200
・SONY(ソニー)FE 135mm F1.8 GM SEL135F18GM
・PENTAX(ペンタックス)smc PENTAX-DA 300mm F4ED
・SIGMA(シグマ)135mm F1.8 DG HSM
・Canon(キヤノン)EF200mm F2.8L II USM
・FUJIFILM(富士フイルム)】フジノンレンズ XF90mmF2 R LM WR
・SONY(ソニー)FE 85mm F1.8 SEL85F18
・Nikon(ニコン)】AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VR
望遠レンズとは?
望遠レンズとは、一般的に焦点距離が約80mm以上の、画角が狭いレンズのことです。
遠くの被写体を大きく鮮明に撮影できるため、野生動物やスポーツ、風景など幅広いシーンで活用されています。
望遠レンズはその焦点距離の長さに応じて以下の3種類に分類されます。
中望遠レンズは、ポートレートや日常風景の撮影に適したレンズで、自然な遠近感で背景を程よくぼかしつつ、被写体を引き立たせるのが特徴です。
超望遠レンズは、遠く離れた野鳥、飛行機、星空などの被写体を拡大して迫力ある構図を作るのに適したレンズで、圧縮効果も大きくダイナミックな写真を撮影できます。
・望遠レンズとズームレンズの違い
望遠レンズと混同されがちなレンズの種類として、ズームレンズが挙げられます。
ズームレンズとは、1本のレンズで焦点距離を自由に変えられるレンズのことです。
広範囲の焦点距離をカバーできるため、近くのものも、遠くのものも、1本のレンズで撮影できます。
風景からポートレート、遠距離の被写体まで幅広くカバーし、レンズ交換なしで多様な撮影ができるのが特徴です。
一方で、ズームレンズは望遠レンズと比較すると、画質や明るさ、背景のぼかしという点で劣ることが多くなっています。
また、レンズが大型になりがちで、手ブレが発生しやすい点にも注意が必要です。
望遠レンズの特徴
ここからは、望遠レンズの特徴について、もう少し詳しく解説します。
・遠くの被写体を大きく写せる
望遠レンズは、焦点距離が長く、遠くにある被写体を大きく鮮明に撮影できるのが最大の特徴です。
野鳥や野生動物、飛行機や鉄道など、遠方の被写体もしっかりと捉えてダイナミックな写真を撮ることができます。
また、望遠レンズは画面いっぱいに被写体を拡大する「クローズアップ撮影」にも適しています。
花の細部や昆虫の顔など、肉眼では確認できない小さなものも、望遠レンズなら微細なディテールまで撮影することができます。
・背景をぼかしやすい
望遠レンズは背景をぼかしやすく、プロが撮影したような写真を簡単に演出できるため、人物や動物、植物などの撮影に最適です。
焦点距離が長いレンズほど、背景のぼかしが強くなります。
背景を完全にぼかして被写体を引き立てたいときは、焦点距離200mm以上の望遠レンズを使用するのがおすすめです。
・圧縮効果がある
望遠レンズには「圧縮効果」と呼ばれる特有の視覚効果があり、被写体と背景の距離感が縮まって写るのが特徴です。
圧縮効果を活用すると、遠くにある山がすぐ後ろに迫っているように見えたり、飛行機が街の近くを飛んでいるように写せたりなど、肉眼では見られないダイナミックで独特の構図を楽しむことができます。
望遠レンズの選び方
望遠レンズを選ぶ際は、撮影シーンや被写体に合わせて以下のポイントをチェックしましょう。
・焦点距離の選定
望遠レンズは、焦点距離によって適した撮影シーンが異なります。
例えば、スポーツや野生動物など遠くの被写体を撮影する場合には、300mm以上の超望遠レンズが適しています。
一方で、風景やポートレートには70〜200mm程度のレンズが扱いやすく、被写体と背景をしっかり分けた撮影が可能です。
・開放F値(絞り値)
開放F値(絞り値)は、レンズを最大限に開いたときの明るさを示す値です。
この数値が小さいほど明るく撮影でき、背景のボケも強くなります。
例えば、ポートレートや動物撮影にはF1.4〜F2.8のレンズが向いており、被写体をくっきり引き立てることができます。
反対に、風景撮影ではF8〜F11程度で全体にピントが合ったクリアな写真が撮れます。
・手ブレ補正機能の有無
望遠レンズは焦点距離が長いため、わずかな手ブレでも画面全体が揺れて見えることがあります。
特に、手持ちで歩きながら撮影する方や、スポーツ・動物など動きのあるシーンを撮影する方は、手ブレ補正機能の有無を確認することが大切です。
・オートフォーカス性能
オートフォーカス性能とは、被写体に自動的にピントを合わせてくれる便利な機能です。
望遠レンズで動きのある被写体を撮影する際は、オートフォーカス性能の良し悪しが仕上がりに大きく影響するでしょう。
スポーツイベントや野生動物など、被写体が動き続けるシーンを撮影する際は、高速かつ精度の高いオートフォーカス機能が搭載された望遠レンズが理想的です。
・サイズと重量
望遠レンズは一般的なレンズと比べてサイズや重量が大きいものが多いです。
重いレンズは持ち運びがしにくく、手ブレも発生しやすいため、できるだけ軽量化されたモデルを選ぶと良いでしょう。
特に、旅行や長時間の撮影では、軽量かつコンパクトな望遠レンズが役立ちます。
望遠レンズの使い方
望遠レンズを使って美しい写真を撮るには、正しい設定と使い方を把握することも必要です。
続いては、望遠レンズを効果的に使うためのポイントを3つ解説します。
・シャッタースピードの設定
望遠レンズは手ブレが発生しやすいため、シャッタースピードを速めに設定するのが一般的です。
具体的には、手ブレが生じる目安とされる「1/焦点距離」秒以上の速さに設定すると良いでしょう。
例えば焦点距離300mmのレンズの場合、シャッタースピードは1/300秒以上で設定すると手ブレを抑制できます。
・三脚を使用する
望遠レンズは長さと重量があるため、三脚の使用が推奨されます。
安定した構図で撮影できるため、プロ並みの仕上がりが期待できるでしょう。
ただし、三脚の不安定な設置はブレの原因となるため、カメラのボディー部分をしっかりと安定させ、雲台で確実に固定しましょう。
・被写体との距離に注意
望遠レンズは遠くの被写体の撮影に適していますが、近距離の撮影には向いていません。
最短撮影距離が長めに設定されているため、被写体との距離を適切に保つよう注意しましょう。
レンズの性能に合わせた距離を取ることで、ブレが少なく、クオリティの高い写真を撮影できます。
【2024年最新】望遠レンズの人気おすすめ8選
望遠レンズにはさまざまなモデルがあり、どれを購入するべきか迷うという方も多いでしょう。
CAMERA RENT(カメラレント)では、購入すると高価なカメラ・レンズを月額3,850円(税込)からお試しいただけるレンタルサービスを提供しています。
1ヶ月ごとのカメラ・レンズ交換も可能で、複数の望遠レンズをお試しいただけます。
レンタルするカメラ・レンズは、業界最大級となる1,600を超える商品の中からお選びいただけるため、自分に合った望遠レンズが見つかるでしょう。
ここからは、CAMERA RENT(カメラレント)でレンタル可能な望遠レンズの中から、2024年最新版のおすすめの8モデルを紹介します。
【Panasonic(パナソニック)】LEICA DG ELMARIT 200mm/F2.8/POWER O.I.S. H-ES200
Panasonic(パナソニック)の「LEICA DG ELMARIT 200mm/F2.8/POWER O.I.S. H-ES200」は、開放F値2.8の超望遠単焦点レンズです。
防じん・防滴仕様やマイナス10度の耐低温性能を備えており、過酷な環境下での風景撮影にも適しています。
【SONY(ソニー)】FE 135mm F1.8 GM SEL135F18GM
SONY(ソニー)の「FE 135mm F1.8 GM SEL135F18GM」は、高速・高精度・高追随なフォーカシングを可能にするAF性能を備えた大口径望遠単焦点レンズです。
操作性に優れたモデルで、ポートレート撮影はもちろん、スポーツシーンや草花の撮影に至るまで、さまざまなシーンでのプロフェッショナルなニーズに応えてくれます。
【PENTAX(ペンタックス)】smc PENTAX-DA 300mm F4ED
PENTAX(ペンタックス)の「smc PENTAX-DA 300mm F4ED」は、焦点距離300mmの超望遠単焦点レンズです。
インナーフォーカスシステムを採用した光学系によって、画像の品位を低下させる諸収差を徹底的に補正してくれます。
簡単に着脱できる回転式三脚座も装備されており、縦撮りへの切り替えもスムーズです。
【SIGMA(シグマ)】135mm F1.8 DG HSM
SIGMA(シグマ)の「135mm F1.8 DG HSM」は、フルサイズ一眼レフカメラ用大口径望遠単焦点レンズです。
5000万画素以上の超高画素で、デジタル一眼レフカメラに対応する高い解像力を誇ります。
また、AF作動中でもフォーカスリングを回せばマニュアルでのピント合わせが可能な「フルタイムマニュアル機構」を搭載しており、素早いピント調整ができる点も魅力です。
【Canon(キヤノン)】EF200mm F2.8L II USM
Canon(キヤノン)の「EF200mm F2.8L II USM」は、大口径の望遠単焦点レンズです。
遠近感の圧縮効果とフレームワークを駆使し、緊張感がみなぎる力強い作画が楽しめます。
大口径F2.8でありながら、コンパクトな設計で扱いやすいのもポイントです。
【FUJIFILM(富士フイルム)】フジノンレンズ XF90mmF2 R LM WR
FUJIFILM(士フイルム)の「フジノンレンズXF90mmF2 R LM WR」は、ポートレート撮影に最適な大口径の単焦点望遠レンズです。
防じん・防滴・マイナス10度の耐低温構造を採用しているため、過酷な自然環境下での撮影にも適しています。
また、大口径の望遠レンズでありながら質量約540gと非常に軽量な点も魅力です。
【SONY(ソニー)】FE 85mm F1.8 SEL85F18
SONY(ソニー)は「FE 85mm F1.8 SEL85F18」は、35mmフルサイズ対応の大口径中望遠単焦点レンズです。
高速かつ高精度な制御が可能なダブルリニアモーターを搭載しており、静止画撮影時はもちろん、動画撮影時でも、静粛で高精度なピント合わせが可能となっています。
【Nikon(ニコン)】AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VR
Nikon(ニコン)の「AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VR」は、本格的な超望遠500mm単焦点レンズです。
通常は質量3000gを上回るケースが多い500mm単焦点レンズですが、約1460gと大幅な軽量化を達成しています。
ただ軽いだけでなく、手ブレ補正効果4.0段※(CIPA規格準拠)の手ブレ補正機構を搭載していたり、VR[SPORT]モードも搭載していたりと、スポーツシーンなどの動きのある被写体の撮影を快適に楽しめる機能性にも優れています。
望遠レンズは安くない!まずはレンタルで試してみよう
望遠レンズは非常に高額で、価格相場は10〜30万円ほどです。自分に合ったレンズを選ぶためにも、最初から購入するのではなく、まずはレンタルで複数のレンズを試してみてはいかがでしょうか。
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